未来の料理人育成!調理師専門学校の魅力と選び方

製菓専門学校の実習で残す記録を後から役に立つ順に並べ替えた書き留め方の序列

役に立つ順に並べたときに上位へ来る記録

製菓専門学校の実習では書き留めることが多く、何をどこまで残すかで迷ってしまう人が少なくありません。すべてを書こうとすると手が止まってしまうため、役に立つ順に並べて考える発想が助けになってくれます。

最も上位に置きたいのは、自分の手がどう動いたかという、教科書には載っていない身体の感覚に関わる記録です。同じ手順でも力の入れ方や速さは人によって違うので、自分の動きこそ書き残す値打ちが大きくなります。

次に来るのは、材料や生地の状態がどう変わったのかを、目や手で確かめた事実として残しておく記録になります。色や固さの移り変わりを言葉にしておけば、次に同じ工程へ立ったときの手がかりとして働いてくれます。

三番目に置きたいのは、うまくいかなかった場面と、その直前に何をしていたのかという流れの記録になります。失敗の記録は書きにくいものですが、原因をたどれる形で残しておけば同じ道を繰り返さずに済みます。

四番目には、先生や周囲から受けた助言を、そのままの言い回しで書き留めておくことを挙げておきましょう。要点だけをまとめてしまうと後から意味が薄れるため、言われた言葉の形を保っておくほうが役に立ちます。

五番目に来るのは、その日の実習の段取りと時間の使い方が、どのように流れたかを書き残しておく記録です。どこで待ち時間が生まれてしまったのかを知っておけば、次の実習での組み立てを工夫することができます。

完成したお菓子の見た目や味の印象も記録に値しますが、順位としては上位の三つより後ろに置いて構いません。写真のように細かく書き取らなくても、印象を短い言葉で残しておくだけで十分に役目を果たしてくれます。

配合や手順そのものは資料として配られることが多いため、書き写す作業に時間を使いすぎない判断も必要です。手元にある資料を写すよりも、資料には載っていない自分の気づきを残すほうが後々の学びにつながります。

上位の記録を実習中に書き留めるための形

上位に置いた身体の感覚を書き留めるには、どのくらいの力でどう動かしたのかを、たとえを使って表す方法が有効です。重さや抵抗の感じ方は数で表しにくいので、身近なものにたとえておくと後から思い出しやすくなります。

材料の状態については、変化が起きた瞬間に何を見て判断したのかを、短い言葉で書き取っておくとよいでしょう。色が変わった、つやが出た、手ごたえが軽くなったといった手がかりは、次の実習でそのまま使えます。

うまくいかなかった場面の記録では、結果だけでなく直前の動きまで書いておくことが欠かせない条件になります。原因は工程のひとつ前に潜んでいることが多いため、流れごと残しておくとたどり直しがしやすくなります。

助言を書き留めるときには、その言葉が向けられた場面もあわせて残しておくと、意味を取り違えずに済みます。同じ助言でも工程が違えば当てはめ方が変わるので、場面と一組にしておく形が使いやすくなります。

実習の最中は手が汚れているため、書ける時間が限られるという現実も考えに入れておく必要があります。焼き上がりを待つ間や片づけの合間といった短い時間を、書き留めるための時間として決めておくと続きます。

その場では短い覚え書きだけを残し、帰ってから書き足すという二段構えの形も、多くの人が使っている工夫です。記憶が新しいうちに補っておけば、走り書きだけでは読み取れなくなる心配を防ぐことができます。

書き方の形をあらかじめ決めておくと、迷わずに手が動くため、限られた時間の中でも記録を残しやすくなります。日付と工程名を最初に書く形へそろえておけば、後から探し出すときの手間も目に見えて減ってくれます。

文字だけで表しにくい部分は、簡単な図を添えておくと、後から読み返したときの分かりやすさが変わってきます。道具の角度や生地の広がり方は図のほうが伝わるので、丁寧に描く必要はなくても添える値打ちがあります。

並べ替えた記録を学びへ返すための扱い方

書きためた記録は、置いておくだけでは力になりにくいため、読み返す仕組みまで用意しておく必要があります。次の実習の前に見返す時間を決めておけば、前回の気づきをそのまま持ち込めるようになっていきます。

読み返すときには、上位に置いた自分の動きの記録から順にたどると、短い時間でも要点をつかむことができます。すべてを読み直すのではなく、先に読む部分を決めておくことによって、習慣としてずっと続けやすくなります。

似た工程の記録をまとめて並べ直してみると、自分の癖がはっきりと浮かび上がってくることになります。同じ場面で同じ失敗を重ねていると分かれば、直すべき点をひとつに絞って取り組むことができます。

記録の中で繰り返し出てくる言葉に印をつけておくと、自分がどこでつまずきやすいかが見えるようになります。つまずきの傾向が分かれば、質問の内容も具体的になり、返ってくる助言の質まで変わってきます。

学年が上がってから昔の記録を読み返すと、当時は難しかった工程が今なら分かるという発見が生まれてきます。自分の成長を確かめられる材料にもなるため、古い記録を捨てずに残しておく値打ちは十分にあります。

記録を仲間と見せ合う機会をつくると、同じ工程でも違う見方があると気づけて、学びの幅が広がっていきます。人の書き方から取り入れられる工夫も多いので、遠慮せずに交換してみる姿勢が役に立ってくれます。

卒業に向けた作品づくりの時期には、これまでの記録がそのまま材料として働いてくれることになります。過去の気づきを積み上げた記録があれば、組み立てを考える段階での迷いが確実に少なくなってくれます。

働き始めてからも記録の習慣は生きてくるため、在学中に自分に合う形を見つけておく意味は非常に大きいものです。パティシエとして経験を重ねる人ほど、書き留める習慣を続けているという話がよく聞こえてきます。

まとめ

実習で残す記録は量よりも順序が大切で、役に立つ順に並べて考えることで、限られた時間の中でも要点を残せます。自分の手の動き、材料の状態、失敗までの流れという三つを上位に置けば、記録の値打ちは大きく変わってきます。

書き留める形をあらかじめ決めておくことは、手を止めずに残していくための実際的な工夫として働いてくれます。日付と工程名から書き始める形へそろえておけば、後から記録を探すときの手間まで同時に減らすことができます。

実習中は短い覚え書きにとどめ、帰ってから書き足すという二段構えの形が、多くの人にとって続けやすい方法です。記憶の新しいうちに補っておけば、走り書きの意味が読み取れなくなるという困りごとも避けることができます。

書きためた記録は読み返す仕組みまで整えて初めて、次の実習を良くする材料として働いてくれることになります。似た工程の記録を並べ直せば自分の癖が浮かび上がり、直すべき点をひとつに絞って取り組めるようになります。

製菓専門学校で身につけた記録の習慣は、卒業後にお菓子を作り続ける日々でも、静かに支えとなってくれるものです。書き残すことを続けてきた人ほど日々の経験が形になって積み上がり、確かな腕となって手元に残っていきます。